『昭和4年創業 こだわりの煮豆 手造りの味』
お豆は全て国内産。保存料や化学調味料は一切使用していません。ひとつひとつ丁寧につくりあげた煮豆は、素朴なお味だけれど、心も体もよろこびます。
カテゴリー
「グルメ・飲食」、「製造(食品)」、「小売り・卸売り」

製品・商品・サービス情報

【煮豆】
金時豆 … 北海道産の大正金時豆をしっとりと仕上げました。
昆布豆 … 大豆と昆布は別々に炊いて詰める時に併せています。
白福豆 … 北海道産の大粒白花豆をふっくらと炊き上げました。
黒 豆 … 岩手県産の大粒種を直火炊き。歯ごたえのある食感です。
粒あん … えりも小豆を砂糖と食塩だけで煉り込みました。
その他にも国内各地の厳選された生豆原料を炊き上げています。
食べきりサイズの少量パックから業務用サイズまでご要望にお応えいたします。
ご贈答用にも対応可能です。

【鯛焼き】
自家製あんこを使った焼き立てをお召し上がりいただけます。
鯛焼き店舗では煮豆製品も販売しております。

【おせち商品】※年末限定
栗きんとん
茨城県産の生栗を甘露煮
埼玉県産のサツマイモを裏ごし
直火で煉り上げて二つを併せて仕上げます。

【レトルト加工】
高温で圧力をかけながら殺菌して長期保存することができます。
ニーズにあったレトルト加工も承ります。



私たちのこだわり

弊社の先々代が東京に細やかな煮豆屋を始めた昭和4年頃は、今とは別の意味で豊かな時代でした。上野と渋谷の間に初の地下鉄が開通し、巷にはジャズがあふれてカフェの文化が華ひらきました。一部にはガスも供給されていたのですが、当時、菊田では薪で豆を炊いておりました。とろ火の加減を同じように保つ仕事は熱く、片時も気の抜けない作業のくり返しでした。しかも火加減は豆の種類によって異なり、同じ豆でも畑が違うと仕上がりが微妙に違ってまいります。豆は生きものですから顔つきを見れば、どんな風合いに仕立ててほしいかひと目で分ります。ですが、これは大抵のことではなく、年季が要ります。かれこれ九十年も前のことだけに今のように保存料や着色料などある筈がありません。先々代は甘味の砂糖だけで、うま味を引き出し、品質を持たせることに苦心しました。以来、菊田はこの製法を頑固に守ってきました。

家伝などと言いますと、おこがましい限りですが、これが私共の宝と思い代々大切にしております。
代表者名
菊田 昇宏
代表者役職
代表取締役

ごあいさつ

創業当時の製造には直火が欠かせませんでしたが、戦後に同業他社は大量生産にシフトして行きます。それに伴い熱源も蒸気に変わって行きました。蒸気を使った製造は、高い伝熱性能により短時間での調理が可能になりますが、豆に含まれた水分が充分に放出されずに残り、歯ごたえの無い食感になります。直火開放釜は大量生産には向かず手間も掛かります。
創業以来つづく『きくたの煮豆』を是非ご賞味いただきたいです。